2022年01月06日
近年、古民家などの中古戸建て住宅を購入してリノベーションするという方法が人気です。古民家の味わいを活かしながら、現代のライフスタイルにマッチする仕様へと自由に造りかえるためです。
しかし、古民家のような築年数の古い戸建て住宅をリノベーションする際には、「新耐震基準を満たしているか」という点に注意しなければなりません。もし満たしていなければ耐震工事が必要となります。今回は、リノベーションの手順と気を付けたい点、耐震性能や耐震等級などについてご紹介します。
中古物件のリノベーションは株式会社創輝planningへご相談ください。
目次
【下松市】中古物件購入とリノベーションについて
和室が多い古民家などの中古戸建て物件を購入して、おしゃれにリノベーションをする方が増えています。用途は居住だけに留まらず、セカンドハウスや店舗など多岐に渡るのが特徴です。多くの場合はリノベーションが必要となりますが、なかには「何から手を付けていいかわからない」という方もいらっしゃるでしょう。
そこでこちらでは、中古住宅を購入してリノベーションをする際の手順と注意点をご紹介します。下松市・山口市の株式会社創輝planningはお客様のご要望をお伺いしたうえで最適なプランのご提案が可能です。
【下松市】リノベーションの手順
下松市内においても、古民家などを購入しておしゃれなリノベーションを施す方が増えています。住宅構造はそのままに、和室をおしゃれな洋室にしたり、戸建てならではの特性を活かして内装を造りかえたりと、現代のライフスタイルに合ったリノベーションを希望する方が多くなっているのです。
こちらでは、リノベーションにおけるビフォーアフターまでの手順をご紹介します。
1.リノベーションの予算を決める
リノベーションでは、あらかじめ予算を決めておかなければいつの間にか費用がかさんでしまうことがあります。最初に予算を決めてから物件探しを進めましょう。
2.古民家などの物件を探す
リノベーションを前提に古民家や戸建て住宅などを購入する場合には、不動産会社とリノベーション会社を同時進行で探すことになります。なかには不動産会社がリノベーション会社を仲介してくれることもありますが、業者によって得意とする分野やジャンルなどが異なるため、ある程度イメージを決めておくとよいでしょう。リノベーション会社のホームページなどに掲載されている、施工事例のビフォーアフターを参考にするのがおすすめです。また、建築士を保有している不動産会社を利用する際は、建築のプロではない可能性も念頭に置いて注意して利用する必要があります。
3.プランと費用について相談
住宅の基礎構造や劣化状態に応じてリノベーションの内容が異なります。これらは外見からはほとんど把握できません。可能であれば戸建て中古住宅の購入を決める前に、リノベーション会社に現地調査を依頼しましょう。現地調査を実施すれば、ビフォーアフターも含めてより精密なリノベーションのプランや見積りが可能となります。
4.不動産会社やリノベーション会社と契約を結ぶ
購入する物件が決まったら、不動産会社とは売買契約を、リノベーション会社とは工事請負契約を結びます。住宅ローンなどで資金を調達する場合には、これらの契約書を基にローンの本審査が行われます。
5.物件の引き渡し後、リノベーションに着工
中古住宅のリノベーション工事を進めていると、追加工事などが生じることもあります。その都度リノベーション業者と現場で打ち合わせを行い、リノベーションの方向性や費用をすり合わせていくことが大切です。
6.リノベーションの完成とアフター点検
最終確認をして、ようやくリノベーション住宅での生活が始まります。施工後のアフター点検があり、不具合などは保証範囲内で修繕も可能です。アフター点検時に気になる箇所がある場合は、必ずリノベーション会社に相談しましょう。
【下松市】リノベーションする際の注意点
古民家の和室を活かしたおしゃれなビフォーアフターを実現するためにも、リノベーションの際には以下の点に注意しましょう。
思っていたよりも時間がかかる
和室を洋室にしたり、現代風におしゃれな和室にしたりする程度のリフォームであればあまり時間を要しませんが、全面的なリノベーションとなると3か月程度の期間を要します。そのため、リノベーションする中古住宅を購入してからリノベーションの検討をすると、引っ越すまでに1年以上かかってしまうこともあるのです。住宅を購入する際は、移り住む前にリノベーションを行うことを前提としてスケジュールを立てましょう。リノベーションを前提とする場合は、物件探しとリフォーム会社探しを同時進行で進めていくと効率的です。
リノベーション内容に制約がある場合も
リノベーションであっても、住宅建築時と同様に建築基準を遵守しなければなりません。地域ごとに定められている建物の大きさや高さ、敷地面積に対する建築面積の比率などを満たしているかチェックしましょう。
例えば「リノベーションで壁をなくしたい」と思っている場合なども、建物の構造上の制約が出てきます。建物には構造を支える柱や壁があり、建築工法によってはこれらを撤去することができません。基本的に建築基準法ができた後の建物や準防火地域には制限がありますが、建築基準法(昭和25年)ができる前の建物はほとんど制限を受けません。
住宅ローンの条件をチェック
中古住宅の購入やリノベーションのための資金確保ができないと、工事が実現できません。住宅ローンや補助金を利用する予定がある場合には、申請や借り入れの条件を確認しておきましょう。資金が不足しそうな場合は、国や県、市町村などが空き家の利活用を促進するために打ち出している補助金制度を活用するのもひとつの方法です。
また、リフォームやリノベーションにあたり、建物が古すぎてローンの借り入れができないということはありませんが、工事を依頼している業者(工務店など)が住宅ローンの借り入れや補助金申請のサポートを行ってくれるかどうかの確認は必要です。
中古住宅の傷み具合もチェック
床下の基礎や天井裏、水回りの配管など、外観からは見えない場所が傷んでいて、思わぬ費用がかさんでしまうこともあります。これらはビフォーアフターの状態を比較しても気づきにくい点なので、事前に細かいチェックを行っておきましょう。各種補助金などを利用する場合は、工事を依頼している工務店などの業者が代理対応やサポートを行ってくれるかどうかを確認しておくのがおすすめです。ご自身で申請を行うのは非常に大変なため、業者のサポートが受けられると手続きがスムーズになります。
下松市や周南市、山口市を中心に山口県内でリフォーム・リノベーションのご依頼を承っている株式会社創輝planningは、住宅ローンや各種補助金申請のサポートも対応可能です。資金繰りに困っている方や費用を抑えたい方はもちろん、ローン返済計画について相談したい方もお気軽にお問い合わせください。
【下松市 リノベーション】耐震性能に関する重要なポイント
古民家などの築年数が古い戸建て住宅をおしゃれにリノベーションする際にこそ気にしてほしいのが、耐震性能です。では、建築物の強さを表す耐震工事とはどのようなものなのでしょうか。こちらでは、耐震とはどのようなものかを解説したうえで、等級を高める方法についてもご紹介します。
【下松市 リノベーション】耐震工事とは?
地震が頻発している昨今、大きな地震がきても耐えられる構造が住宅に求められています。住宅の構造を補強して少しでも頑丈にすることを「耐震」といい、どのような耐震対策を行うかによって呼び方が異なります。
構造物を頑丈にする「耐震」
耐震とは、住宅の柱や梁、壁など屋根を支えている構造を頑丈に補強して、「揺れても壊れない」ようにすることです。大きな地震がきても家が倒壊する可能性を低くしますが、家の土台と地面がずれないようにしてあるため、地震の揺れがそのまま建物の中にも影響してしまいます。
そのほかの耐震対策
制振とは、耐震構造に加えて、揺れを吸収して建物への負担を抑える機材を用いることです。制振対策では、制振ダンパーというバネやゴムなどが使われています。車の振動を吸収するために使われているようなオイルダンパーを活用し、小さな揺れも吸収する仕組みもあります。
免震とは、地面の揺れを直接建物に伝わらないようにすることです。建物と地面の間に積層ゴムなどを使った装置をはさむ対策が一般的です。地面が大きく激しく揺れても建物はゆっくり動くので、室内では実際の震度よりも揺れを少なく感じます。土台を作る際に大掛かりな工事が必要となるので、リノベーションで取り入れるというよりは、単独の免振補強工事として実施することがほとんどです。
【下松市 リノベーション】等級の高め方
2016年に熊本を襲った地震では、耐震等級が1や2の住宅の倒壊が相次ぎました。そのため現在では、大地震後も自宅に住み続けるためには耐震等級3であることが必要だといわれています。リノベーションで耐震等級を高めるためには、どのような方法があるのでしょうか。
屋根を軽くする
屋根部分が重ければ重いほど、揺れやすく、地震の被害を受けやすくなります。例えば、瓦屋根からガルバリウム鋼板にするだけで、骨組みに手を付けなくても耐震等級を上げることが可能です。最も手軽な耐震等級を高める方法だといえるでしょう。
筋交いや耐力壁で骨組みを強くする
耐震等級を高める方法として一般的にイメージしやすいのが、筋交いや耐力壁で補強する方法です。しかし、耐力壁や筋交いを無暗に増やすと住宅全体のバランスが悪くなってしまいますので、耐震診断を受けることが大切です。
接合部を金属部品などで補強する
金属部品を使って柱と梁などの接合部を補強します。築年数30年を超える住宅では柱と梁などの接合部が釘で止められている場合があり、大きな揺れの際にはこれらの釘が抜けてしまう恐れがあるからです。
できる限り耐震性を上げたい場合は「スケルトンリフォーム」
スケルトンリフォームとは、床や壁、天井など、家の骨組みにかかわっていない部分をすべて壊して、骨組みを補強して作り直すリフォームです。リノベーションで徹底的に耐震等級を上げる方法のひとつとなっています。
基礎を強化する
現在の建築基準法では、住宅の基礎のコンクリートに鉄筋を入れることになっています。しかし、古い住宅には鉄筋が入っていないことも少なくありませんが、コンクリートの造りによっては鉄筋を入れない方が適している場合がありますので詳しくは建築士に確認をするのがよいでしょう。古民家などでは石の上に基礎が乗っているだけの造りの住宅もあります。状況によって基礎の補強を行うこともあります。
リノベーションや古民家再生では、工事開始後に何らかのトラブルが発生することも多いです。しかし、株式会社創輝planningではお見積りの前にしっかりと調査を行うため、追加料金は一切発生しません。長年の経験による知識と実績が豊富なため、ご予算内で収めるためのコスト削減のアドバイスや助成金への取り組みサポートも行います。中古物件や古民家を購入するうえで気になる耐震についてもお気軽にご相談ください。
下松市でリノベーションをする際は流れと耐震性能の確認が重要
下松市で古民家などの中古戸建住宅を購入してリノベーションをする際には、中古住宅を探す段階でリノベーション会社に相談しておくと安心です。購入する住宅を決定する前にリノベーションが可能かどうかを相談することで、その可否はもちろん、費用やリノベーションプランについてもアドバイスがもらえるでしょう。また、実際に施工に入ってからも職人目線で耐震強度を確認してもらえるだけでなく、内外装や間取りも希望に沿ったビフォーアフターを実現できる可能性が高まります。「古民家の和室を活かしたおしゃれな部屋に仕上げたい」「費用は抑えつつ耐震性能を高めたい」など、中古戸建て住宅のリノベーションのご希望は、ぜひ株式会社創輝planningへご相談ください。
下松市・山口市でリフォームのことならお任せ!リフォームに関するコラム
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